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2015年5月10日 高価な純正アルミにガリ傷(スカイライン)

 

新型スカイラインのランフラットタイヤあ~あ!

これ、新型スカイライン350GTハイブリットの空気圧センサーバルブ付き19インチ純正アルミホイールとランフラットタイヤ(245/40R19)なんです。

聞くだけで高そうな・・

新品の価格は、

純正アルミホイール(細かな付属部品含む)は1本¥74,844-

純正ランフラットタイヤは¥69,120-

それに取り付け作業料別途。・・だそうでタイヤホイール1本が15万円ぐらい必要なんです。

でもタイヤの傷は深くて危険だし、最近買ったばかりの新車なのでガリ傷が入ったままのホイールではいやだし、放っておくわけにはいかない そんなKさんが当店に来られました。

お勧めしたのはホイール修正と新品ランフラットタイヤ。お見積りは先ほどの15万円の半分以下になりました。

Kさん、決断されました。そして打ち合わせをした作業日の朝ご来店。さあ、真剣勝負の始まりです。

IMG_3964[1]ホイール修正

傷の部分だけを研磨します。

今回は浅い傷だったので溶接で肉を足すまでの必要はなくこの部分だけの研磨でいけそうでした。

IMG_3971[1]

 

まずは粗削り

粗めの研磨をして、見た目の傷を消していきます。段階的に細かい研磨をかけることにより鏡のような輝きになっていきます。今回のホイールはツルツルピカピカではなく意識的に細かな細いヘアラインを残した仕上げになっているので、その表現を再現しました。IMG_3980[1]

ご覧の通り元の傷はまったくわからない上に、輝き方までが直していない部分と見分けがつかなくなります。研磨をかけた部分はアルミの地肌が表面に出てしまっているので、後々酸化することによる輝きのくもりを防ぐために硬質で透明のガラスコートを施します。以上で修正は完了です。

 

IMG_3982[1]

IMG_3983[1]

 

 

 

 

 

 

次に空気圧センサーバルブ(左下)と新品のランフラットタイヤ(右下)の装着です。このセンサーバルブは黒い部分がプラスチックでできているので、タイヤを組み込む際には細心の注意が必要です。タイヤの組み方しだいではこの部分に力がかかり破損してしまいます。その上に難易度が高いランフラットタイヤを組み付けることになるので心して作業を行います。ここはタイヤ専門店の技術と経験と意地で問題なくクリア。

IMG_3985[1]

IMG_3994[1]そして最終仕上げ。

指紋などが残らないようチェック。

う~ん。新品と変わらないねぇ~、と満足げに拭いている様子です。

IMG_3993[1]

 

 

最後に忘れてはならないのは、

タイヤ空気圧警告システムを初期化すること(メーターパネル内で行います)。現在の空気圧を基点にして変化すると警告する仕組みなので、タイヤを替えた時には必須の操作です。

これを怠ると警告ランプがつきっぱなしになり、持ち主の方がディーラーさんに駆け込んだりすることになります。

IMG_3996[1]

以上の修理工程は通常最低2~3日かかりますが、

『HV37スカイライン350GTハイブリット』

このクルマにはスペアタイヤがなく、その間お貸しできるホイールも存在しない(普通のサイズではない)ので、あらかじめ何もかも準備をしてスタッフも揃えて1日でやってしまいました。

以上、少々長いコメントになりましたが、

Kさんにも喜んでいただけたと思います。ありがとうございました。

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